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戦争がもたらすもの 2006.08.16 (Wed)

【More・・・】

カミーユ:
「でも、僕には戦う意味と言うのがまだ解らないんです」

アムロ:
「意味は無いよ、戦い自体には」
「でも、人間は戦い続けて歴史を造ってきた」
「それがなければ人間は滅んでいたさ」

―機動戦士Zガンダム第37話「ダカールの日」より



◆ガンダムは”戦争もの”
ガンダムのジャンルは”ロボットもの”ではなく”戦争もの”です。
勧善懲悪ではなく、たまたま主人公が連邦であったりエゥーゴであったりするだけで、敵・味方はあっても、善悪というのはありません。
未来のSFでありながら、壮大な世界観と現実的な設定やストーリーが、未だに当時からのファンの支持を得ている所以です。
それでありながら、子供の頃から憧れていたロボット、つまりモビルスーツのカッコよさに惹かれるところが、絶妙に絡み合っているのです。

時にはミリター的な技術設定にワクワクしたり、シャアやランバ・ラルの境遇に人間ドラマを感じたりと、ガンダムの魅力は尽きません。
しかし、特に宇宙世紀作品には悲劇的なストーリーが多いのに気付きます。
そこにガンダムがあくまで”戦争もの”であるということを認識するのです。

ガンダムが”戦争もの”であるからこそ、ストーリーが悲劇的になるのは当然のことなのです。
Zガンダム(TV版)では、カミーユを取り巻く人たちが次々と死に、自分自身が精神崩壊という救いようがない結末となっています。
Vガンダムも相当悲劇的な結末だそうですがまだ見てません。
ファーストガンダムは、そもそものコンセプトが、戦争に巻き込まれた少年達の成長する姿を描くところにあるため、一応ハッピーエンドとなっていますが、小説版ではアムロは終盤で死んでしまいます(私は読んでません)。
富野監督は、戦争の本質は悲劇であることを認識しているからこそ、ガンダム人気に乗じた俗物的な作品ではなく、戦争の恐さ、酷さ、悲惨さを伝えることのできる作品にしたかったのではないでしょうか。


◆技術的進歩の恩恵
もし本当にモビルスールが開発され、現実的なものとなったら、世界はどうなってしまうでしょう。
十中八九、戦争の道具として使われることになるでしょう。
そして、実際に自分や家族が、モビルスーツによって被害を受けたとしたら、間違いなくモビルスーツの脅威に気付くのです。

たしかに人間の歴史は戦争そのものと言っても良いでしょう。
有史以来、良くないと解っていながら、人間は戦争を止めることができないのです。
そして、時に戦争の産物としての技術的進歩は、私たちの生活にも多大な影響を与えているのです。

代表的な例として、衛星を使って敵の位置を知ることのできる兵器は、カーナビやグーグルマップといった生活に便利なツールとして活用されています。
つまり、戦争は結果的に人類の科学的進歩をもたらしていると言っても過言ではありません。
私たちの生活は、戦争による技術的進歩の恩恵を受けていることもあるのです。



◆イラク戦争について
アメリカは同時多発テロの報復として、イラクと戦争になりました(一方的に仕掛けた印象が強いですが)。
果たして報復行為が正当化されて良いものか疑問です。
もちろん、家族や友人が殺されたとしたら、その犯人を憎んで止まないでしょう。
殺してやりたいと思うでしょう。
そんなとき、私たちには報復行為が許されるのでしょうか。報復と称して犯人を殺しても罪に問われないというのでしょうか。

テロが許されざる卑劣な行為であることは確かですが、その報復として犯人以外の罪の無い人々に被害が及ぶ恐れが少しでもあるのであれば、同じ穴のムジナです。
そもそも、なぜアルカイダはアメリカを攻撃の対象とするのでしょうか。
アメリカはテロには屈しないというポリシーを貫く姿勢を堅持していますが、力でねじ伏せるのではなく、違う形で解決しようと努力しているのでしょうか。
もし、テロの犯人が同じ国民だったとしたら、犯人の主張や境遇、生い立ちに至るまで追究することでしょう。
民族や宗教の違いで、完全に正義と悪という図式が描かれてしまったように思います(意図的にそのように意識付けがなされたという可能性がありますが、ここでは触れません)。


◆歪んだ信仰心
私は世界中のどんな宗教も、平和を理想としていると信じています。
それにもかかわらず、宗教間、場合によっては、同じ宗教でも宗派の違いにより、昔から争いが絶えません。
偏見かもしれませんが、欧米の人たちは信仰心が高いと思っています。
また反面、敬虔な信者ほど、宗教を否定されたりすると、異常なほど怒りを露にします。
自分の信じるものに対する矛盾が生じるような話には、耳を傾けようとはしません。
このような歪んだ信仰心が、争いを起す要因の一つとなっているのではないかと考えます。
(映画「ダヴィンチ・コード」を観て一層そう思います)

イラクとの戦争を正当化した国家の首脳は敬虔な信者なのでしょうか。
国家の体面や、政治的かけひきによって、教義を無視したり、都合の良い解釈をするというのであれば、なんと軽い信仰心なのでしょう。
もし、目の前にキリストが顕れたら、キリストは彼らになんと言うでしょうか。
まさか「よくやった」とは言いませんよね。


◆戦争がもたらすもの
戦争と呼ばれる行為の大半は、国家や組織の上層部の人間が勝手に始めるのです。
国民はもとより、実際に戦闘に駆り出される兵士だって、本当は望んではいないはずです。
戦争がもたらすものは、悲劇しかありえません。
そして、その被害を被るのは、罪の無い国民や、感情を棄て、戦闘マシンとなっている兵士なのです。

このまま戦争を止めることができず、その結果として人類に科学的進歩をつづけることは、人の精神が蝕まれつづけ、地球が汚染されつづけることを意味します。
その上で成り立つ恩恵などは、けして人類を進歩させるものはなく、確実に破滅へと向かっているのではないかと思うのです。


長くなりましたが、終戦記念日ということでちょっと語ってみました。






【宇宙(そら)の声】
この前GEOに行ったらファーストガンダムのTV版のDVDがレンタルされてたよ!
もちろん全部レンタル済みだったけどね。
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テーマ : 機動戦士 ガンダムシリーズ ジャンル : アニメ・コミック

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